FC2ブログ

シドニ-の先輩から

竹の芸術作品が人気投票で1位に

PA276616.jpg

16年目に入ったシドニーのボンダイ・ジャンクションの海浜彫像展には、
今年50万人が訪れたという。2週間の開催期間は、11月4日に終わった。
1997年に始まったこの彫像展は、その後西オーストラリア州のパース
に飛び火し、いまではデンマークでも開催されるほどになった。
今年のボンダイ・ビーチの青空展示会には113点の作品が寄せられた。
専門家による最優秀作品の選定とは別に、終了とともに一般市民の投票で、
Urban Caveというグループの作品が、人気投票でPeople's Choice賞に
選ばれ、彫像展前夜のパーティでウェイヴァーリ―・カウンシルの市長賞
5000ドルも獲得した。
このUrban Caveは、建築家と音楽家のグループなのだそうだ。
だから、他には音が出る作品は一つもなかった。

PA276617.jpg

この作品は、222本の竹を地面に差し込み、鳥の羽をさし、海からの
風を利用して竹の風車が回るように作られたもの。
2002年と2005年のバリ島の爆弾テロで亡くなった222人を弔って
作ったもので、風車が奏でる竹の音は、鎮魂のメロディーだったのだ。

多くの人が、この竹の意味をわかっていなかったが、多くの人が立ち止まって
カラカラという音を聞いた。私もその一人だった。
「多くの人がこの竹を眺めていったが、意味はわからなかったろう。
でも、ひとびとは、この作品に惹かれていた事は確かだ。狙ったものは作った
のだが、海岸に差し込むまで、うまくいくのかどうかわからなかった。でも狙い
目どおり動いて、とってもよかった」と、製作したグループのラクラン・ブラウン氏はいう。
作品の名前は、メンゲナン・・・というインドネシア語で、追憶といったらいいのか。
カラカラという響きが、いまだに耳朶をはなれない。

PA276607.jpg

鎮魂の竹灯りで多くの人の共感を呼ぶ竹林再生の精神は、いわき市だけでなく、
ここオーストラリラ人も持っていたといえるのではなかろうか。


先輩の心遣いが有難いなとバンブ-研

コメント

非公開コメント